日本の伝統や文化を愛し、世界を舞台に挑戦を夢見る一人のアーティストがいる。
名前は華鶴(かかく)。
彼女は旅と音楽を愛する、現役の書家。

世界のステージを目指すその歩みの原点には、幼少期から続く“文字への好奇心”と“音楽やアートへの探究心”。また、“人とのつながり”への深い想いがある。
彼女が描く未来とは何か──、ここではその真相や素顔に迫る。
原点──紙とペン、それは幼い探究心の羅針盤だった
「どこへ行くにも、いつも紙とペンを持ち歩いていました。車に乗れば、行き交うナンバーを片っ端から書き留めていたって、親が話してくれたことがあります」

幼い頃から、言葉そのものの形や、そこに込められた“意味の気配”に惹かれていた。
普通の子どもなら見過ごしてしまうような看板の文字や車のナンバーを、彼女はいつも目で追っていた。
「なぜか、並ぶ数字や文字の絶妙なバランスに心を奪われ、気づけばそれらを無心で紙に写していました」
祖父は音楽やアートを愛し、休日には美術館や博物館へよく連れて行ってくれた。
静かな展示室の空気、額縁から放たれる色の気配──幼いながらも心のどこかで、“表現”というものの力を感じ取っていたという。

そんな中で出会ったのが「書」だった。

友人の影響や学校で触れた筆の感触に心を奪われ、気づけばその世界にのめり込んでいた。
筆を手にしたときの、あの独特の緊張と解放の感覚──それが、彼女の表現者としての第一歩だった。
音楽とアートの青春
書と並んで、彼女のもう一つの大きな表現軸になったのが音楽だった。
「弟とデタラメな曲を作って、クッキー缶をドラムにして演奏し、よく家族の前で披露していました。あのときは世界一のロックスターになった気分でした」
中学生の頃、貯めていたお小遣いをすべてはたいてアコースティックギターを購入。

そこからは独学でコードを覚え、作詞作曲を始めた。大学生になるとオーディションにも挑戦し、大手レコード会社 SONYの最終選考まで進むという貴重な経験もした。

音楽の中で培った「リズム」「間」「感情の緩急」は、のちに彼女の書に深く影響する。
「音を文字に、感情を線に変える──それが私にとっての表現です」
この感性の融合こそ、“書家アーティスト”華鶴の原点になっている。
書の道への回帰
大学卒業を目前に、周囲は当然のように就職活動に奔走していた。
だが彼女の心には、このままでいいのかという、うちなる問いが芽生えていた。自分の心は、別の方向を指しているように思えたのだ。
大好きな音楽活動に情熱を注ぎながらも、心の片隅にはいつも、幼いころに慣れ親しんだ“書”が静かに息づいていた。
そんなある日、電車の車内でふと顔を上げると──そこにいたのは、かつて筆の楽しさを教えてくれた恩師だった。
「これはもう、やるしかない!」

恩師との思いがけない再会をきっかけに、彼女は再び筆を取ることを決意する。
それはまるで、運命がそっと灯した合図のようだった。
一度は離れた書の世界に戻った瞬間、迷いは消え、胸の奥から言葉にならない熱がこみ上げてきたという。
書家としての活動
現在、華鶴さんは書道師範として活動し、書初誌上展では大賞を受賞。
企業ロゴやアパレルデザインの提供、筆耕業務、インバウンド向けの書道クラスなど、その表現の場は多岐にわたる。


最近では、日中韓文化協力美術祭での受賞や、京都コレクションでのランウェイ出演など、その舞台はもはや“紙の上”だけに留まらない。


「呼吸やリズム、余韻を大切にしています。たとえ小さな文字でも、その感覚を込めることで“静”が“動”に変わるんです!」
書を伝統文化としてただ守るだけでなく、現代の感性と融合させる。
彼女の筆には、確かな生命の鼓動が宿っている。
それは、ひとつの線に感情を込め、言葉よりも雄弁に想いを伝える“生きたアート”だ。
音と共に生きる──創作のパートナー
筆をとるとき、彼女の隣には常に“音”がある。
R&B、ロック、ソウル、ファンク、民族音楽、メロコア──
幅広いジャンルの中から、気分や作品の“呼吸”に合わせて選曲する。
「音楽は私にとって必要不可欠な相棒。勢いをつけたい時はロックを、心を整えたい時は川や雨の音など自然音を聴きます。音が空間を整えてくれるんです」

書のリズムと音のビートが共鳴する瞬間、筆は躍動し、文字が“生命”を帯びていく。
彼女にとって音楽とは、創作にリズムを与えるだけでなく、感情を整え、世界をチューニングするための欠かせない相棒なのだ。
旅が育む感性──直感に導かれる生き方
旅や散歩もまた、彼女の創作に欠かせないインスピレーションの源だ。

「朝起きて、その日の気分で行き先を決めます。見たい景色、食べたいもの、気になる場所を心のままに探しに行く感じです」
スケジュールを立てず、風のように動く。
その先で出会う人や景色、匂い、空気──
そのすべてが、作品に新たな彩りを添えていく。
「国内なら温泉地や海辺の絶景、ご当地の美味しいごはん。海外ならまだ行ったことのないアフリカ大陸や南フランスにも行ってみたいですね」


華鶴さんにとって、旅とは単に“作品を描くための準備”ではなく、彼女の“生き方そのもの”なのだ。
感じた瞬間を信じ、心の赴くままに動く。
その直感とも呼べる第六感こそが、彼女の表現の核なる部分を形作っている。
ライバー活動がくれた気づき
京都で行われる着物コレクションのイベントへの応募がきっかけで、思いがけず始まったライバー活動。
「まさか配信オーディションだったなんて!(笑)」


初めは戸惑いもあったが、視聴者から届く言葉が次第に彼女の心を温めていった。
「ありのままでいいんだよ」「あなたには他の人にはない何か魅力があるね」「書家の華鶴としてもこれから先も応援するよ」
そんな言葉たちが、華鶴さんの原動力となっていった。
「書も配信も、共通点は“どう魅せるか”。作品であれ、自分自身であれ、観る人の心を動かす【表現】であることに変わりはありません」

完成された作品を通して時を超える“書”と、リアルタイムで感情を共有する“配信”。
一見異なるようでいて、どちらも“つながり”を生み出す表現のかたち。
その二つのそれぞれの世界で自分を磨き続けることで、彼女の表現はさらに奥行きを増していった。
次なる挑戦の舞台は──ニューヨーク
彼女が次に見据えるのは、ニューヨーク。
「自由の国アメリカに挑みたい。多様な文化の中で、自分の書がどう響くのかを確かめたいんです」

多国籍な人々が行き交う街で、日本の“静の美学”をどう表現できるか。
華鶴さんは書を通して、日本文化の根底にある“自然との調和”や“細部に宿る美”を伝えたいという。
「筆を走らせる躍動感や、紙と墨が奏でる音にも、日本の精神性は宿っています。それを感じてもらえたら嬉しいです」

彼女の夢は、“世界を旅する書家アーティスト”。
国や言葉を越え、筆一本で人と人との心をつなぐ。そんな未来を見つめている。
夢を追うすべての人へ
「思い立ったが吉日。まずは大きな夢を描いて、一歩を踏み出してみませんか?机上の空論より行動あるのみです。同じ“夢を追う仲間”として、わたしと一緒に熱狂していきましょう!!」

その言葉には、華鶴さんの生き方そのものが詰まっている。
直感を信じ、心が動くほうへ進む。
誰かの評価や常識ではなく、自分の“今”を信じて選び、歩みつづける。

温かな笑顔と燃えるような情熱を併せ持つ、世界を旅する書家アーティスト・華鶴。
その挑戦は、まだ始まったばかり。
旅する彼女の筆が描く未来は、きっとまだ誰も見たことのない世界の景色だ。
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