奄美大島から東京へ──波乱万丈の人生を経て「わたり茶®︎」を生み出した男・渡 正行

interview

とにかく行動。

そう語る渡 正行(わたり まさゆき)さんの言葉には、強い説得力がある。

離島の奄美で生まれ育ち、歯科技工士から不動産投資家、ホスト、YouTubeプロデューサー、そして現在は健康茶「わたり茶®︎」を世に送り出す起業家へ——。

常識を疑い、型にハマらず、結果で語ってきた男。
その生き様は、周囲から「変人」と呼ばれるほどに異彩を放つ。

だが、その“変人”ぶりこそが、渡さんを唯一無二の存在にしている。

奄美大島で芽生えた“行動力の原点”

母が教育熱心でね、5歳で九九を叩き込まれました。

そう語る渡さんの言葉は早く、どこかドライだ。だがそのテンポの奥には、過去の経験を全て受け入れ、今を淡々と生きる“確信”が見える。冷静に見えて、実は情熱的——そんな印象を受けた。

小学校ではテストを5分で終わらせて100点。
授業に退屈し、教室を抜け出すような多動気味の子どもだったが、上級生の女子に可愛がられるタイプだった。

「多分、昔から人に好かれる“愛されキャラ”だったんでしょうね(笑)」
軽く笑いながらも、声のトーンはどこか一定で、冗談と本音の境界が曖昧なままだ。

中学では卓球部、高校では応援団に所属。

「奄美では貧しい家が多かったし、電車も雪も知らなかった。鹿児島の専門学校に行って初めて、“世界ってこんなに広いんだ”と思いました」

渡さんの話し方は割と単調的だ。だからこそリアルだ。
聞き手の想像を補う余白があり、その余白の中に、彼が過ごしてきた環境の厳しさや、そこで育まれた“行動するしかない”という感覚が浮かび上がってくる。

離島で育った経験は、彼に“環境のせいにしない強さ”を植え付けた。
「貧しい離島育ちだから、今でもどこでも寝られます。」
少し早口でそう言い切るその姿には、飾り気のない現実主義と、どんな状況でも自分をコントロールしてきた人間の静かな確信があった。

常識破りのキャリア──「変人」と呼ばれる理由

20歳で歯科技工士として病院に勤め始めた。
安定を求めるには十分な職業だったが、渡さんはそこで満足するタイプではなかった。

「25歳の時、ホリエモンを見て“起業したい”と思ったんです。でも動けなかった。気づいたら30歳。」

淡々と話すが、その言葉の中には、行動できなかった自分を冷静に俯瞰する視点がある。
自分を責めるでもなく、言い訳もしない。ただ、そうだったという事実だけを差し出す。

転機は30歳の時に観た大河ドラマ『龍馬伝』。
「坂本龍馬を見て、“脱藩しないと変われないな”と思ったんですよ。だから、35歳で上京を決めました。」

決めたら速い。
32歳で1棟目のアパートを新築し、そこから一気に10棟まで所有を増やした。
「やればできる。でも“やらない人”が多いだけです。」
そう言い切る渡さんの声には、シンプルな真理を突くような鋭さがあった。

だが、成功の先に安定は求めなかった。
「次は“人間力”を鍛えたくて、ホストになりました。」

35歳で歌舞伎町「TOP DANDY」へ。
たった2ヶ月で新人賞、3ヶ月で7位入賞。
その記録を残しても、淡々としている。
「数字は嘘をつかない。それだけのことです。」

その後はYouTubeの世界へ。
ヒカルやラファエルの活躍を見て、「ここから時代が変わる」と確信した。
「チャンネル制作会社を立ち上げて、仮面女子、ちぃたん☆、SONY MUSICとかも担当しました。神谷えりなさんの動画は3,000万再生いきましたね。」

活動の幅はさらに広がり、経営者や著名人との繋がりも増えていった。
その中で、YouTuberとビジネスパーソンを繋ぐ存在として注目され、
人気番組「令和の虎」にも出演を果たす。
*出演しているコンテンツはこちら

「特別なことをしたわけじゃない。ただ、行動し続けていたら、自然と人と繋がっていっただけです。」
そう淡々と語る渡さんの言葉からは、積み上げてきた“信用”が確かに感じ取れた。

一見、栄光の連続のように聞こえる。だが、そこには必ずリスクがあった。
「社員の横領で、会社が終わりました。でも人脈と経験は残った。」
その口調は、後悔ではなく“納得”のように響く。
「人を信用しすぎた。でも、信用しなきゃ何も始まらない。」

言葉は冷静で、どこか突き放すようですらある。
理屈で語るその姿の中に、傷ついたことのある人間だけが持つやさしさが、かすかに見えた気がする。

「わたり茶®︎」誕生──行動の先に見つけた“答え”

「知り合いの巨漢が、ある日いきなり激痩せしてたんです。」
その変化を見た瞬間、直感が走ったという。
「これ、ビジネスになる。」

その“痩せ薬”をヒントに、自分なりに改良を重ねて生まれたのが「わたり茶®︎」だった。

特徴はシンプル。我慢不要で最速で痩せる。
“飲むだけで手軽、副作用が少なくて、基礎代謝が上がる。だから続けやすい”

最初の顧客は知人だった。
「“色んな方法を試したけど、これが一番痩せた”って言われたのは嬉しかったですね。」
表情は崩さない。だが、その一言にだけわずかな誇らしさがにじむ。

「宣伝は口コミだけでいいと思ってます。信用の積み重ねが一番強い。」
この“信用”という言葉こそ、渡さんの生き方の軸だ。

渡 正行という人物像──理屈より結果

「よく“変人”って言われます。でも、褒め言葉だと思ってます。」

渡さんが大切にしているのは「信用」と「スピード」。
思考よりも行動を優先し、失敗すらも“前に進むプロセス”として切り捨てる。

「考えても分からないことは、動けば分かる。」
言葉は冷静だが、その裏には確信がある。

不動産で数字を学び、ホストで人間心理を掴み、YouTubeで発信力を磨いた。
そのすべての経験が、今の事業に繋がっている。

「プライドを持たないこと。恥ずかしがらないこと。人を信用しすぎないこと。これが俺の中でのルールです。」

飾らず、ブレず、シンプル。
だが、それこそが多くの人を惹きつける理由なのだろう。

未来への挑戦──「ダイエットといえば、わたり茶®︎」

「イーライリリーを倒す。」
冗談のように聞こえるが、渡さんの口調には一切の笑いがない。

イーライリリーは、世界的な製薬企業だ。
糖尿病治療薬や肥満治療薬「ウゴービ」「マンジャロ」などを開発し、近年では“医療から生まれたダイエット革命”を牽引している。
その市場規模は数兆円。個人が挑むには、あまりにも大きな壁だ。

世界の企業が扱う領域に、個人で挑む。普通じゃ無理。でも、普通じゃないからやるんです。
言葉は短く、静かに。しかし、その一言に宿る確信は揺るぎない。

彼が目指しているのは、医薬品のような効能ではなく、“日常で自然に続けられる健康文化”としてのダイエット。
広告で売れる商品じゃなくて、“信用で残る商品”にしたい。 そのために、誠実な開業医と組みたいと思っています。」

競争ではなく共存。
それでも世界の巨頭を見据えている姿に、どこかロマンと現実主義が同居している。

そして、最後にほんの少しだけ表情を和らげた。
あと、個人的な目標は……彼女を作ること

一瞬だけ見せたその笑いに、人間らしさが表れた。
壮大な野望の中にも、どこか飾らない自分でいようとする——そんな渡さんらしさが滲み出ていた。

とにかく行動

波乱万丈な人生を歩みながらも、渡さんは常に前を見ている。
過去を語るときも未来を語るときも、声のトーンは変わらない。

「結局、動く人間しか残らないんですよ。」

その一言に、彼の人生すべてが凝縮されていた。
離島の奄美から東京へ。
誰もが二の足を踏むような世界に、自ら飛び込み続けてきた男。

“行動が未来をつくる”
それを誰よりも体現してきたのが、渡 正行という人だ。

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